X350ブロワレジスター

こんにちは コマツザキです。


ジャガーXJ、開発コードはX350のエアコンが効かないと電話が入りました。

実際にはエアコンが効かないのではなく、エアコンの風が出ないというものでした。

もちろん、この症状ならヒーターの風も出ませんね。

X350/X358には多い症状です。


さっそく点検してみましょう。

どんなメーカーでも同様ですが、ブロワモーター(扇風機)だけが回らないときにはレジスターという部品が悪さをしてることが多いです。


その昔XJがX300だったころ('95~’97年ごろ)はトランジスタもよく交換しましたが、レジスタを疑いましょう。


このXJではグローブボックスを分解します。

ファンハウジングに取り付けられたブロワレジスタを取り出します。

さて、ここからがお家芸。


基盤のハンダを吸い取って分解を進めます。

見えてきました。


ブランコ状になっている部品がクロです。

だいたいこいつが断線していることが多かったのですが、この車両では切れていませんでした。


そうそう、エンジンかけて最初の10秒くらいファンが回ってそれからパタッと止まってましたからね。

完全な断線ではないだろうと思ってました。



温度フューズです。

一定温度に達すると回路を遮断する性格を持ちますが、温度に達しないうちに回路が切れてしまっていたのでしょう。


ストックしておいたフューズと交換します。



フューズの周りにたくさんグリス状のものがあります。


何のための物か分かりませんが、同じくフューズに塗りたくっておきましょか。




今回使ったハンダはこちら。


お客様に詳しい方がいらっしゃって(02さま)

「銀が入っていた方が伝導率良いよ」ということで用意しました。


その後組み上げて作動良好。


ハンダ付けはセンス良い人がやると、早いし見た目もきれいだし。


私はまだまだ修行が必要ですね。

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コメント: 1
  • #1

    シリュー (水曜日, 17 6月 2015 22:13)

    フューズ(ヒューズ?)に塗ってある白いグリース状の物は、たぶん伝熱を良くする為のものかと・・・?
    インバータのパワートランジスタと放熱フィンの合わせ目にも塗ってあるのを見た事があります。
    ハンダの銀含有については、オーディオ業界でも賛否両論あるところですが、普通のハンダよりは、銀メッキに
    対してインパクトが少ないのは確かなようです。
    ちなみに私は、良いと聞いた事はヤッてみるタチなので・・・。
    コマツザキさんも?