ATFについて

こんにちは、松本です。

 

昨日小松崎のブログで綴ったATについて補足がてら書いてみます。

 

画像は3rdレンジローバー2005年式までのトランスミッションを下から撮影したもの。

 

このミッションはZFの5HP24です。

 

BMWやジャガー、ポルシェやアウディにも少々の変更点はありますが同様の5HPシリーズが搭載されています。

 

画像が小さいので読みづらいかもしれませんが、最初に「No oilchange」と書いてありますね。

 

「もし、リペアが必要なときは指定のフルードを使いなさい」とも書いてあります。

 


なぜ「ATはメンテナンスフリー」と言われるようになったのか、僕の中でいまだ未解決です。

 

「ATFは無交換と言われた」

「作業するならやってもいいけど、その後壊れても自己責任と言われた」

 

これは多くの工場がユーザーに対して説明していることだと予想します。

 

僕にATのリペアを教えてくれた師匠が以下のように話していました。

「海外では当たり前にトランスミッション直してる工場たくさんあるよ」

「日本では〇〇オー〇が外部に情報を出させないよう工夫してる」

「資料が無いディーラーや一般の工場は、メーカ―の言う『ATF無交換』や『非分解』を都合よく(ATを理解していない事を隠して)言い訳にしてる」

 

3番目の『クルマ屋の言い訳』についてハッとしました。

なるほど確かに、どこにも情報・資料が無いからユーザーが納得してくれるポイント(説明着地点)がそこだったということに猛省しました。

 

エンドユーザーはミッション丸ごと交換しか選択肢が無いのか。

5HPなどは早ければ10万キロ以前に不調になったりする車両もある。

 

よし、決めた。 勉強して修理しよう。

 

画像 右側は車両から抜いた汚れたオイル。

左側はこれから注入する新しいオイル。


ちなみに新油は汎用のATFです。


ESSO LT71141が5HPに指定されているフルードですが、とても高額。

ATF交換何回分かでミッション新品載せ替えできてしまうくらいなら、本末転倒なので、実績のある汎用品を使っています。


事実、ATF汎用が理由で故障したことは一度もありません。


BMWオーナーのブログに「汎用使ったら調子悪くなって、指定フルードを入れなおしたら改善された」という記事を何件か見ますが、それは僕の経験・実績とは異なります。

きちんと作業手順を踏めば、調子悪くなりませんでした。





「さわるな危険」のトランスミッションは皮肉にも「さわらなかったことが原因で故障している」ことがほとんどでした。


「ミッションが逝ったら、手放そう。」

「このクルマはミッション弱いんでしょ?」


あたかも時限爆弾を抱きながらカーライフを送るというのはあまり気持ちの良いものではありません。


ジャガーX308などはとても美しくてファンも多いのに、こんな風評害にも似た流説で買いびかえされていることに何ともやりきれない気持ちでおります。


トランスミッションは延命させるためにATFを交換するべきです。

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コメント: 1
  • #1

    シリュー (金曜日, 17 4月 2015 17:43)

    ATF交換は当たり前だと思っていました。
    交換の際、注意するのは量(レベル)ですよネ。
    ATF交換時は温度が低いので、そこでレベルを合わせると、ミッションが温まって、同時にATFが膨張してレベルオーバーなんてトラブルが良く聞かれます。
    ディーラーサービスでもけっこうミスるポイントですね。