ATトランスミッションオーバーホール

見習いコマツザキです。

 

今日はディーラーさまからジャガーのAT修理を依頼されました。

 

2001年式XJ距離は約10万キロ。ボディの艶からして大事にしてこられたお車のようです。

 

エンジンかけてからギヤをシフトしてもギヤがつながらず、アクセル踏んで空ぶかしの後、「ドン」と入る感じです。

ギヤを入れるたびにこのショックでは精神衛生上、良くありませんね。

5HP24ミッションにはよくある症状のようです。

 

エンドユーザーは「ギヤが滑る」とおっしゃってるようです。

ディーラーさんも「スベる」と言いますが、油圧がかからず「抜けてる」というのが適当な表現ですね。


さて、まずはオイルパンを外します。


この作業でおおよそAT内のコンディションを予想し作業方針を決定します。



ヨカッタ、この鉄粉状況ならバルブボディーのオーバーホールで完結しそうです。


クラッチダストなど多量に出ている場合にはドラムに損傷が及んでいる事が考えられます。



さて、作業続行。

オリフィス。

これが弁になって油路の圧力を制御します。


オリフィスの内径も油路によってそれぞれですのできちんと整頓します。

チェックボール。

そんなに距離走っているわけでもないのに摩耗してますね。


交換しましょう。

資料に基づいて組み上げたら、適正温度状況を守ってATFを入れます。

 

この時期は新油を入れると温度がみるみる下がってしまいます。

 

夏場はどんどん高温になってしまい、冷ましながら入れますけど。

 

 

それで試運転。

ぬぁー気持ちいいー!

クルマが軽いー!

変速も滑らか。

 

 

 

みなさま、ATはメンテナンス大切ですよ。 「ジャガーはミッションがアキレス健なんて言われてるけど、早めに手を入れておけば20万キロは持つ」ってオヤカタが言ってましたから。